再生と記憶の建築





1964年、東京オリンピックに向け国民の夢が託され、漲るエネルギーを賭けて創られた、国立代々木競技場。
受け継がれるべき、日本の歴史的な建築遺産が、その地に生まれ落ちてから56年。
2020年を迎えた今、時を超えて受け継がれた意志に、新たな息吹が吹き込まれ、修復再生されました。
挑戦と独創性、そして豊かな発想、滑らかな曲線と表現力。
天へと一直線に伸びる力強いファサード、全てが希望へと繋がる想いを、天井にかけられたアーチから感じられます。

自然の中に身を置くことで


人と会うことに躊躇する
世の中の空気の中で

日本の田舎にある原風景にこそ
記憶として帰ることのできる大切な場所がある
川のせせらぎに耳を傾けることで
忘れかけていた悠久の自然の営みから
大切な気づきを与えられる

天より降り注ぐ光と大自然の恵によって人は生かされ続けていること
山から流れ落ちる一滴の雫は、水となり、河となり流れ続けている
その限り無い循環を忘れたくない