サルガド氏・トークセッション
今月の10/24から東京都写真美術館で、セバスチャン・サルガド氏の
写真展『AFRICA』〜生きとし生けるものの未来へ〜が開催される。
そのため来日、それに向けてのトークセッションが行われた。
写真展には、8年の歳月をかけ現在進行中の
ジェネシス (創世紀)の作品も少し展示されるとのことだった。
環境破壊、エコが頻繁に騒がれている今、
地球上の残されている、未だ人類が未開拓の地球上に残されている
純粋な場所を求めて作品をまとめているとのことだった。
これまでのサルガド氏の徹底した、現地調査に裏打ちされるルポタージュとその写真群。
1枚1枚の写真から、神がかり的な時の瞬間を感じる。
今回の、セッションで何度となく使われたplanetという言葉。
人間と動物、文明と自然を切り離して考えるのではなく、共存しているという意識。
個々の人々が地球環境に対する意識を変えなければ、今後、人間がこの地球から弾き出されると語っていた。
とても、深く、力強く、そして澄んだ瞳が印象的だった。
写真展、非常に楽しみだ。