旅の記憶と建築_5
フランク・ロイド・ライト@明治村帝国ホテル
フランク・ロイド・ライト@明治村帝国ホテル
イサム・ノグチ@モエレ沼公園
菊竹清訓@松見公園展望塔
杉本博司@小田原文化財団 江之浦測候所
村野藤吾@志摩観光ホテル (ザ・クラブ)
房総半島にひっそりと佇む
小さな美術館 as it is
そこに展示された
時を経て集められた小さな祠の数々
周辺環境に同化し
自然の摂理に沿って作られた土壁の空間がとても馴染み
どこか懐かしく
とても心地よい気を感じます
松濤美術館の白井晟一展から
学生時代に旅した、長崎の親和銀行本店にて感じた衝撃的だった白井晟一建築をリマインドし、
久しぶりに建築の持つ空間の素晴らしさを体感した。
薄暗い空間の中にある、光の陰影と哲学、そして美と色と融和。
現実化しなかった、原爆館の模型とCG画像。
これが、もし現実化したならば…
非常に興味深かった。
永続性とは何かを思い起こさせ、
建築家の仕事とは何かを考えさせられる時だった。
生誕100年、写真家石元泰博写真展へ。
初めて眼にした、石元氏のゼラチン・シルバー・プリントの数々。
とても素晴らしく、美しく描かれた光に、イマジネーション感じます。
写真集 “シカゴ,シカゴ” “桂離宮” “刻”
緩やかにじんわりと、余韻が残る写真。
美しい質感とグラデーション、
写真の瞬間は、限りなく奥深い。
撮れそうで決して撮れない、
今という絶妙な瞬間を捉えた、
写真の持つ不思議さ。
1964年、東京オリンピックに向け国民の夢が託され、漲るエネルギーを賭けて創られた、国立代々木競技場。
受け継がれるべき、日本の歴史的な建築遺産が、その地に生まれ落ちてから56年。
2020年を迎えた今、時を超えて受け継がれた意志に、新たな息吹が吹き込まれ、修復再生されました。
挑戦と独創性、そして豊かな発想、滑らかな曲線と表現力。
天へと一直線に伸びる力強いファサード、全てが希望へと繋がる想いを、天井にかけられたアーチから感じられます。
原点に立ち返ることのできる、光と記憶と建築の旅。
つくるとは創造すること。
夢は夢。