アンドリュー・ワイエス
渋谷Bunkamuraで開催されている
『アンドリュー・ワイエス』展を観に行って来た。
以前から気に掛っていた画家ではあったが、
想像していた以上に見応えのある作品ばかりであった。
何度となく立ち止まって見入ってしまった。
ワイエスの描く世界からは、一貫した確固たるイメージを感じた。
もの寂しい自然とそこに生きる素朴な人々の眼差し
深く重厚感のある色づかいと緻密で繊細な描写力
1枚1枚の完成度がとても高かった。
ワイエスの作品からは、私的な感情が排除された
写真で言えば写真の中に撮り手が写っていない。
描き手の存在は、空気のような存在だが、
しっかりとその絵画の中に意思は写り込んでいる
そんな作品だった。
印象深く残っている作品は、さりげない人物の後ろ姿を捉えた作品。
どの作品もフレーミングする中の一部分として(肖像画を除いて)
人物が描かれていているが、その自然と人と情景は静かに熱を持って
語りかけてくるものがあった。
ワイエスのポートレートを撮影した
Bruce Weber の写真もいい写真だった。
Consideration4
☆ドキュメンタリー写真で大切なこと
どの視点(着眼点)で撮影を進めて行くのか
どうルポタージュしまとめてゆくのか
テーマ性が(伝えたい気持ち)はっきりと明確にあり、
写真1枚に意思表示がある(キャプション、説明も含めて)
テクニックに勝るメンタル的な部分
そこが写真に写しだされる
気持ちがどこに向かっているのかが、一番に重要なこと
Consideration3
フィクション、ノンフィクションどちらなのか
見せ方を考える
☆ポートレート
人物の表情をどう表現するのか
喜怒哀楽のどの部分をイメージさせるか
多角的なアングルから被写体を狙ったとき、最良のアングルがある
それを瞬時に見分け、ミリ単位大きさで角度を決め切り取る
真正面から捉える場合、背後にるモノ、色合い、バランス
光の差し込む方向と人物を立たせる位置を考える
情景とポートレートの組み合わせ方
レンズの効果
☆全体と細部の構成
引きの写真(大)とアップの写真(小)
見開きに載せる写真と詳細な説明に載せる組写真
スタジオ撮影は、
クライアント
ディレクター
モデル(物)
カメラマン
デザイナー
スタイリスト
アシスタント
の連携によって撮影が行われる。
そこに流れる空気感を作り出すのは
カメラマンの仕事。
それによって写真の仕上がりが全くといていいいほど
変わってくる。
そんな中、眼に見えない意思疎通がとても重要になってくる。
コンマ何秒かの世界で、その瞬間に命を吹き込む。
カメラマンとアシスタント、そこを見守る周囲との呼吸(リズム)が一致したとき、
そこに緊張感が生まれ、その瞬間、何ものにも変えられない心地よさがある。
カメラマンという職業は、陰の仕事だが、
その1枚が仕上がるまでのプロセスは、なにかしら職人的な作業行程と似ている。
あわさりあう気持ち、そこから表現されるフォトグラフ
バッシャン
バッシャン
バッシャン
今日の撮影は、気持ち良かった。
白無垢姿の新婦さんから、
日本人女性の美しい視線を感じた。
ウェディングフォトグラフィー/フォトグラファー Yuji Nishijima
12月の始まり、東京の紅葉も終わりに近づき、
各地で黄色く色づいた銀杏の葉が、とても綺麗だ。
早いもので、後もう1ヶ月もすれば年が明ける。
来年年明けの取材に向けて準備を進めているが
時間がうまくコントロールでいない。
頭ではこうやりたいと思ていても、
何かとそうなっていかないのが現実。
そんな中、今月追い込みをかける。
来年は、今までとは違った時間を過ごしたい思っているし、
今年とは違ったアクションを起こしたいと考えているから。
自身と闘う中で、本来の自分で在り続けたい
写真と共に歩む旅の途上で
Photo is Life
を心に抱きながら進んでゆきたい。
様々な人と巡り逢う中で、
ちょっしたやさしい心遣いに
出逢うと気持ちが温まります。
当たり前のことを、気配りをもって接することのできる人は
本当に素晴しいと、つくづく実感します。
どんな時も、時代の波に揉まれるだけでなく
やさしい気持ちで触れ合えるそんな人で
あれたらと思う毎日です。
皆さんに支えられて本当に感謝です。
千本さん、中村さん、松井さん、育子伯母さん
有り難うございます。
Consideration2
☆瞬間続
人間の表情は様々な多角的な角度、マインドの状態によって様変わりする。
一つの動作を軸に、映像のコマ送りの状態をイメージし、そこで一番しっくりくる
アングルを切り取る。
美しい光があ差す場所には、必ず良い瞬間がそこにある。
光と被写体の捉える全体のイメージをもっと明確にし、様々なイメージ、
言葉にすればボキャブラリーを持つこと、増やすこと。
☆アングル
レンズの効果とそれに対する、完璧な構図で切り抜く。
微妙な。大小のセンスがその写真のバランス、被写体の存在感を変える。
もっと切り口をシャープに。
真正面からのゆがみのない絵を、
どんな状況でも素早くシャッター切れるようにする。
それと同時に、瞬時にファインダーの四隅が見えていること。
Consideration
ここ最近、仕事に追われる毎日。
これでは、いけない。
自分の時間がうまくつくれていない。
取材に向け、今頭の中で描かれていることを
文章化してゆくことで整理してゆく。
コンセプトにそって、より明確なイメージづくり
題材のリサーチ
被写体との距離感、コミュニケートの方法
写真の重厚感、質感それに随時するフォトショップの技術を
磨いてゆくこと
日常撮影する題材から、再度写真を見直しとことん考え抜く
☆人物を捉えるにあたって
フレーミング
フォーカス
色
瞬間
表情
臨場感(イメージ)
場所と背景の関係性
そしてそれに通ずるマインドの動き
自分が写し出されるのか
それとも写らないのか
☆ひとつの構図に
どこまでシンプルに削ぎ落とせるか
またその中に入れ込めるか
バックグランドと被写体
そこに表現される本質に忠実、
イメージと重ね合わせるここと
頭・口・心 (三密)の一致
自身の哲学が写し出されているか
写真が表現の域に達すること
内面的なオリジナリティーへの探求
☆瞬間
カメラワークの利き手手人差し指の感覚を研ぎすます
シャッターを切るということ行為をより慎重にそして感覚的に
頭で考える前におすイメージ
止まった時ではなく、時間軸に本質がある
ありがとう、庄路さん
今晩、古くからお世話になっている
庄路さんから荷物が届いた。
いつもながら、
気にかけて頂いていることに本当に感謝です!
中々と距離があって
お会いすることが出来ずじまいですが、
又いつの日かお会いできること楽しみにしています。
くれぐれもお身体だけは気をつけてくださいね。